振り返り — 英語の地図

いくつか単元をやったあとで、この地図を見てみよう。

「今ここまで来てるんだ」が分かると、次が見えてくる。

💡 このページは「振り返り用」です。 初めての人は 最初のページ から始めるのがおすすめ。

📍 このページでわかること

  1. 英語は並べる順番が日本語と逆であること
  2. 英語の文はたった5つの形でできていること(5文型)
  3. 英語の時間表現はたった12個であること(時制)
  4. 英語のスペルには音のルールがあること(フォニックス)
  5. これから進む15 の分野の全体像

1. 日本語と英語は「並べる順番」が違う

同じことを言うのに、日本語と英語では言葉の並びが違う。それだけ。

図 1 【日本語】 私 は 主語 本 を 目的語 読みます 動詞 ← 動詞が最後 【英語】 I 主語 read 動詞 a book 目的語 ← 動詞が前
同じ意味でも、英語は 主語動詞目的語 の順

英語ルールの第一歩

英語は 「だれが」「どうする」「なにを」 の順で並ぶ。
日本語は 「だれが」「なにを」「どうする」 の順。
動詞の位置が違うだけ。これを覚えるだけで、英文の半分は読めるようになる。

2. 言葉には「種類」がある(品詞)

どんな英文も、5種類の言葉ブロックを並べてできている。

図 2 名詞 (noun) cat / book / Tom 「もの・人」の名前 動詞 (verb) run / eat / is 「する・である」を表す 形容詞 (adjective) big / happy / red 名詞を説明する 副詞 (adverb) fast / very / well 動詞や形容詞を説明する 前置詞 (preposition) in / on / at / to 名詞の前にくっつく 代名詞 (pronoun) I / you / he / she 名詞の代わり 例文: She runs fast in the park. =彼女は公園で速く走る。 これからのページでは、語の種類をこの色で示します。
英語の単語はこの 6 つの「品詞」のどれかに分類できる

3. 英語の文は「5つの形」しかない(5文型)

何百万語の英文も、結局はこの 5 つの形のどれか。

第1文型 SV(主語+動詞)

主語Birds
動詞fly.

=鳥は飛ぶ。

第2文型 SVC(主語+動詞+補語)

主語She
動詞is
補語happy.

=彼女は幸せだ。主語 = 補語の関係(She = happy)。

第3文型 SVO(主語+動詞+目的語)

主語I
動詞play
目的語tennis.

=私はテニスをする。「何を?」に答えるのが目的語。

第4文型 SVOO(主語+動詞+目的語+目的語)

主語Tom
動詞gave
目的語1me
目的語2a book.

=トムは私に本をくれた。「誰に」「何を」の2つ。

第5文型 SVOC(主語+動詞+目的語+補語)

主語We
動詞call
目的語him
補語Ken.

=私たちは彼をケンと呼ぶ。目的語 = 補語の関係(him = Ken)。

この本では各分野ページで…

同じ色のボックスで文の構造を示します。主語=青動詞=赤目的語=緑補語=オレンジ。色だけ覚えれば、英文の構造が瞬時に見える。

4. 時間の表し方(時制)

英語の時制はたった12個。日本語の「た/ている/する」をもっと細かく分けただけ。

図 3 過去 未来 過去形 I played. 遊んだ 過去進行 I was playing. 遊んでいた 現在完了 I have played. 現在形(いつも) I play. 現在進行 (今やってる) I am playing. 未来形 I will play. 遊ぶつもり
時制の正体は「いつ・どんな形で・どのくらいの長さ」を表す印
時制例文イメージ音声
現在形I play tennis.いつもの習慣・性質
現在進行形I am playing tennis.今この瞬間やっている
過去形I played tennis.過去の1点
過去進行形I was playing tennis.過去のある時にやっていた
未来形(will)I will play tennis.これからやる予定/意志
未来形(be going to)I am going to play.すでに決まっている予定
現在完了形I have played tennis.過去〜今までの繋がり

中学では7つだけ覚えれば十分

「12時制」と書いたけれど、中学で出るのは上の 7つ。残りの5つ(過去完了・未来完了・現在完了進行など)は高校から。
まずは 現在 → 過去 → 進行形 → 未来 → 現在完了 の順に進めばOK。

5. スペルを「丸暗記」しない方法(フォニックス)

英語のスペルにはルールがある。「音」と「つづり」の対応を覚えれば、初めて見る単語も読める・書ける。

その前に大事な話 — ローマ字読みは、いったん忘れる

小学校で習ったローマ字("a"=ア, "i"=イ…)は英語では通じない
同じ a でも、英語では cat なら「ア」っぽい音、name なら「エイ」、father なら「アー」。
ローマ字を当てはめると一生通じない発音になる。だからこれから「音と文字の本当の対応=フォニックス」を学ぶ。

ローマ字 vs 英語 ─ 同じ文字でこんなに違う

文字ローマ字なら英語ではこんな音もある音声
a 「ア」 cat /æ/「ェア」, name /eɪ/「エイ」, father /ɑː/「アー」
i 「イ」 sit /ɪ/「イ(短い)」, like /aɪ/「アイ」, I /aɪ/「アイ」
u 「ウ」 cup /ʌ/「ア」, cute /juː/「ユー」, rude /uː/「ウー」
e 「エ」 red /e/「エ」, he /iː/「イー」, like(読まない)
o 「オ」 dog /ɒ/「オ」, no /oʊ/「オウ」, do /uː/「ウー」
ai 「アイ」 rain /eɪ/「エイ」, train /eɪ/「エイ」
oo (存在しない) moon /uː/「ウー」, book /ʊ/「ウ(短い)」

つまり…

英語の a は「ア」とは限らない。ai は「アイ」とは限らない。
「文字を見たらローマ字で読む」クセは、ここで一度リセット
これからフォニックスで「文字 → 英語の本当の音」を学び直す。一度身につければ一生もの。

母音のかんたんルール(5音)

🔊ボタンで例の3単語を順に聞こう。

æ
a
cat / bag / map
e
e
bed / pen / red
ɪ
i
sit / big / pin
ɒ
o
dog / box / hot
ʌ
u
cup / bus / sun

これだけで、200語くらいは「読める」

5つの母音(a, e, i, o, u)の「短い音」が分かれば、cat, bag, sit, dog, cup… のような3文字の単語が一気に読めるようになる。
Unit 0 でアルファベットと一緒に、このフォニックスから入ります。

「同じ音」のスペル仲間を覚える

つづり方音声
/iː/(イー)ee / ea / e_esee, eat, beach, these
/aɪ/(アイ)i_e / igh / ylike, night, my, sky
/oʊ/(オウ)o_e / oa / owhome, boat, snow
/uː/(ウー)oo / u_emoon, food, flute
/ʃən/(ション)-tionnation, station, action

スペルは「音のグループ」で覚える

「-tion」が見えたら必ず /ʃən/(ション)と読む。「ee」「ea」を見たら /iː/(イー)。
パターンを 1 つ覚えると、関連する単語が一気に身につく。これがフォニックスの威力。

6. 「通じる発音」の決め手はアクセント

英語は強弱のリズムがある言葉。アクセント(強く読む音節)の位置がズレると通じにくい。

図 4

単語は「音節」というかたまりで読む。強い音節を大きく、弱い音節を小さく

pho·TOG·ra·phy fəˈtɒɡrəfi
photography(写真撮影)— 2番目の音節「TOG」を強く読む
AP·ple ˈæpl
apple(りんご)— 1番目の音節「AP」を強く
be·TWEEN bɪˈtwiːn
between(〜の間に)— 2番目の音節「TWEEN」を強く

このテキストでは、すべての例文に🔊ボタン

音声を聞きながら、太字で強い音節を意識する。発音記号 /.../ は最初は気にしなくてOK。「聞いて、見て、口に出す」を繰り返すだけで身につく。

アクセントが命

たとえば RE·cord (名詞:記録)と re·CORD (動詞:記録する)は、同じ綴り・違うアクセントで別の意味になる。それくらいアクセントは大事。

7. これから進む 6 つの分野

上から順に進めば、中学英語の全範囲が身につく。

8. 進め方の4ステップ

図 5 Step 1 見る 図と例文を眺める (読まなくていい) Step 2 聞く 🔊ボタンで 音を確かめる Step 3 書く 紙とペンで 問題を解く Step 4 記録 ⭕❌❓で 結果を残す ↑ 次の単元へ、また Step 1 から
この4ステップを単元ごとに繰り返す

「分からない」が宝物

❓ボタンは「ダメ印」じゃない。「あとで戻ってきます」の印
「分からない」が見つかった = 勉強する場所が見つかった。これを覚えておいて。
苦手マップが、その印を拾って「もう一度やる」リストにまとめてくれる。

やってはいけないこと

連続日数を気にしない(1日空いても止まらない)
順番を飛ばさない(特に Unit 0 → Unit 1 は順番に)
暗記しようとしない(見る・聞く・書くを繰り返せば、後から自然に覚える)

▶ ① be動詞・一般動詞 から始める